台湾の新北投温泉
瀧の湯
のリニューアル前のことを書きます。
もうきれいになったんだからいいじゃないか?!
かもしれませんが、台湾旅行ですごく印象に残る体験だったので、
せっかくなので書いておきます。
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2016年4月
MRT淡水信義線で北投まで行って
単線の温泉電車で新北投まで。
これ温泉電車の車内です。
↓ ↓ ↓
新北投温泉駅に謎のオブジェ
この街は温泉街だからか、とても暑い
入りたい温泉は3つ候補があった。
・親水公園温泉
・水都温泉
・瀧の湯
普通は水着を着て水泳キャップをかぶって入るらしいんだけど、
瀧の湯は源泉かけ流しで男女別のレトロな温泉とのこと。
脱衣所がなくて風呂場に棚があるらしい??
情報はそこまでしかわからなかった。
で、中学3年生の息子にどれがいいかと聞いたら
瀧の湯
と言うのでそこに行くことにしたのだった。
駅から川沿いのプロムナードをしばらく歩くと・・・
・・・ついた
ええ?!( ゚Д゚)
さすがの私もひるんだ💧💧
「どうする??いける??💧」
と聞いたが、
ええーい!!
と入ってみた。
キャプテンフックみたいな番台のおっちゃんが、珍しそうに私たちを見て
「熱い、42度、大丈夫?」
「…たぶん大丈夫」
と、言ったらおかしそうに笑われた
お化け屋敷より入りにくい雰囲気。
40cmぐらいの妙に狭い幅の入り口、
まさにお化け屋敷の入り口を入ると・・
1.5畳ぐらいのスノコの板の間で裸で寝てる人、
座ってる人がいて、私はどうしていいか固まってしまった。
小さい下駄箱のようなものだけ備え付けてある。
たぶん靴を脱いであの下駄箱のようなとこに入れるのだろう…
けど、どこで服をぬぐのだ???
ドアとかなくて、その板の間からいきなり風呂場なのである。
下駄箱のところから覗いてみたら、
風呂場の突き当たりの壁面全体が棚になってる。
学校の教室の後ろにある木でてきたシンプルな棚っていうの??
と、とにかくあそこで脱ぐのだな??
靴下を脱いで何もかも持って、体を洗ったりしてる人の横を通りながら風呂場へ。
・・・息子一人で行かせたけど大丈夫か?!
なんか私も余裕ないぐらいの異空間だし。
とにかく、服を脱いで振り替えると
「シャワーあびてください」
と地元のおばちゃんに言われた。
シャワーなどないではないか(´・ω・)
指差す方を見ると、蛇口に50cmほどホースがつながれているものがある。
かかり湯をして、湯船に入ろうとしたら
そこは熱いからあっち側に入れと教えてもらった。
反対側に回って
入った。
熱い
気持ちいい…?
・・・・・
なにこれ熱い!!(;゚Д゚)
入ってられない!!!
ていうか、息子はどうしてるんだろ?!
「熱い・・・」
というと笑われた。
もう、なんていうか、もう無理なので早々に出ることにした( ノД`)
服を着て、靴下ははかず、板の間の下駄箱室へいくと
裸で寛いでるおばちゃん達が
「OK?」
と心配してくれて
「どうしてこのお風呂に来ようと思ったのですか?」
と日本語で聞いてきて
息子が来たいと言った
と答えた。少し日本語で会話して、
「さようなら、また会いましょう、いつの日か」
と言ってくれた。
外に出ると息子はまだ出て来ていない。
大丈夫か?!(;´・ω・)
しばらくしたら出てきた。
「また、みんなが親切にしてくれたわ!
いろいろ助けてくれた!」
と、喜んでいる。
男湯でもびっくりされたはず。
私たちもびっくりのお風呂だったけど、地元の人もかなり珍しい訪問者を見たてことだろな。
お化け屋敷より緊張したけど、すっごい経験で、なんかとても楽しかった。
はる坊もまた来たいと言ってた。
その瀧の湯はリニューアルされたらしいので、次回また是非行ってみたいもんです。